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ミオカステーロ 二子多摩川

山田建設㈱

容積消化が難しい旗竿地で出部屋構造の部屋を多く造ることにより、当初プランよりも 250㎡以上の容積消化を可能とし、4割以上の住戸が 75㎡超となった総戸数 33 戸のプロジェクト。出部屋構造のネックとなる目立つ大梁をボイドスラブの採用により下がり天井を大幅に削減し、ハイサッシの明るい部屋を実現した。アプローチは金沢の武家屋敷の小路をヒントに両サイドを RC の塗り壁にし、エントランス内部は加賀友禅と京唐紙を採用し、華やかな和のテイストを表現している。

事業コンセプト

東急田園都市線・東急大井町線「二子新地」駅徒歩11分ですが、閑静な住宅街の中の立地で、正面に小学校もあり、ファミリー世帯向きを中心とした商品構成としました。当初は圧縮プラン中心としましたが、容積率が余っていたので極力面積を広くする方向に舵をとり、出部屋構造の部屋を多くつくりました。
大梁が目立つ形になりますが、大梁より先の空間をボイドスラブにすることで、ハイサッシで明るい部屋になるようにしました。ボイドスラブ内に排気を通し、下がり天井を大幅に削減しました。4割以上が75㎡以上の部屋になり100㎡超も2部屋あり、ゆったりとした住宅をつくりました。
豪華でありながら落ち着いたエントランスまわりをつくることを心掛け、展示会で見つけた加賀友禅と京都の唐紙をエントランスの主仕上げとしました。
建築工事費の高騰を抑えるため、自社で施工を行いました。また、事業協同組合が窓口になり海外実習生を受け入れ、施工を行いました。

商品企画

加賀友禅の絹の絵は、単体では取り扱いが難しいため、ガラスで圧着貼りにし、現場に納品しました。バックパネルは色温度可変のLEDパネルを業者に特別にオーダーして作ってもらいました。美しく見える色温度に調整できます。また、目に優しいようにフリッカフリーの商品にしました。
敷地がいわゆる旗竿地で入り口部分の設えが難しかったですが、金沢の武家屋敷の小路にヒントを受け、両サイドの壁をRCにし塗装で仕上げました。
間取りは戸数を増やすことが難しかったのでボイドスラブを活用し、出部屋を多く作り部屋を広くすることを目指しました。
インターホンは当社とセントラル警備保障にて共同開発したハイセクトを採用し、スマートホンでの来訪者確認や宅配の着荷確認・家族の帰宅確認などができます。

物件概要

事業主名 山田建設株式会社
現場住所 神奈川県川崎市高津区諏訪3-18-6
企画設計 有限会社OKI建築事務所
施工者名 山田建設株式会社
工事竣工 平成29年3月1日

規模概要

敷地面積 1,323.53m²
延床面積 3,110.11m²
住戸面積 60.55~115.47m²
構造規模 RC造地上5階建
住戸総数 32戸

戸建分譲住宅部門

中高層分譲住宅部門

不動産関連事業部門

企画・開発部門

リノベーション部門