「リリファ川崎ブライトクロス」は、平成2年竣工の大手企業の社宅として使われていたマンションを建物一棟丸ごと改修し、新たに分譲販売するリノベーションマンションです。
仕入時に「居住者がいなかったこと」、「防音・断熱の補強が必要だと判断したこと」、「各住戸同じ形の間取りであるが、世情はライフスタイルや好みの多様化が進んでいる」などを勘案して、事業の方向性を「専有部を全住戸フルスケルトンリノベーション」する企画としました。さらに、ただ単純に全住戸フルスケルトンにするのではなく購入する方に経済面で還元できるよう、通常の「フラット35」の金利から一定期間金利を引き下げるフラット35リノベの「省エネルギー性適合基準」に合うようバリューアップ。全51戸中49戸の住戸がフラット35リノベの適用が可能となり（金利Aプランは45戸）、ご購入されるお客様に性能だけではなく経済面でも還元しています。また、専有部のリノベーションは個性の違う3社に発注、タイプをそれぞれ「北欧モダンテイスト」「アーバンシックテイスト」「ブルックリンテイスト」に仕上げ、ライフスタイルや好みで選んでいただけるよう工夫しています。

全ての住戸内の内装を解体・撤去し、配管や断熱・防音対策などを一新（一部既存利用あり）したスケルトン・リノベーションを採用。断熱性、気密性に優れた発泡ウレタンを既存の断熱材の上から増し吹き、戸境に断熱性、吸音性に優れたグラスウールを充填することで見た目の美しさだけでなく、目に見えない部分から品質を向上、「一次エネルギー消費量等級5」の基準をクリアしフラット35リノベ（金利Aプラン・金利Bプラン）を利用可能にしています。また、専有部のリノベーションはテイストの違う3社に発注、お客様がデザインによって住戸を選べる企画としています。その他、宅配BOXや防災備蓄庫などの共用設備の導入はもちろん、タイムズのカーシェアの拠点を敷地内に設けるなど近年の需要動向も考慮しました。

全51戸中49戸の住戸でフラット35リノベの適用が可能に、さらにフラット35リノベのAプランは51戸中45戸に適用が可能となりました。
約58％の方がフラット35リノベを利用いただいています。15か月の事業計画を約10か月で完売、契約歩留まり28％。見た目の美しさや住空間の快適性だけではなく、購入されるお客様の経済面もしっかりとサポートできる仕組みを取り入れたことが社会的意義のある部分であり、本プロジェクトの成功要因だと考えています。