本事業のコンセプトは『伝統文化とリゾートの融合』した『丘の上のグスクリゾート邸宅』として計画、「琉球王統発祥伝説」の地、また王統の居城が２２０年間あった、ここ浦添の地にあり、歴史文化の息づく「てだこのまち」として栄えてきた歴史背景にかんがみ、豪華な赤瓦を冠にして堂々とした美しさで見せるレジデンス、空に安らぎ、眺めに潤い、心に贅を重ねてリゾートの非日常が体感できる住まいとして計画した。
計画地は市街地の喧騒から少し離れた丘で、周辺には浦添大公園があり緑が多く残る落ち着いたエリアのため、高層建物が周辺の住環境を壊さないよう配慮した。
建築計画地は、海抜４８mの高台でもありオーシャンビューを訴求するため、建物高さを１５階とし、最上階で海抜約１００m 弱の高層マンション（６７戸）として計画した。
高層建築物となり建物重量軽減のため、壁をALC版、すっきりとした居住空間確保のため、小梁をなくしたボイドスラブを採用した。
【プロジェクトの取組み】
①城（グスク）の懐にあり、高台からの西海岸への眺望、街並みへの眺望を活かす
②多様なライフスタイルに応えるよう多彩なルームプランの提案
③非常用エレベーター、自家発電機の設置など安心・安全の邸宅づくり
④国道や沖縄自動車道にアクセスしやすい交通拠点

キッチンからのビュー、ベランダ側に配置したバスからは、ラグジュアリーなバスタイムも楽しめるビューバスとし開口部にも配慮し、ベランダを海側に配置しサンセットビューが楽しめるように計画した。
・１５階建のため景観的な圧迫感を軽減するよう最上階は赤瓦の勾配屋根とした。
・低層部でも琉球文化とリゾートを感じられるよう赤瓦屋根の車寄せを設けた。
・石積のヒンプン、石張りの床など琉球王朝文化を想起させるデザインとした。
・浦添市民の花「オオバナアリアケカズラ」、ヤシ等の植栽とリゾート灯篭を配置し、緑豊かな閑静なリゾート性あふれる住空間をイメージした。
・外構は、琉球石灰岩、県産樹木、木質系仕上を多用し、柔らかく落ち着いたリゾートの雰囲気をつくり出した。
・エントランスは沖縄の海をイメージしたブルーの間接照明を設置した。
・車寄せのトップライトに配した琉球ガラスからのブルーの陽光が来場者を出迎えるように計画した。
・最上階は１１１㎡と１０２㎡の２邸とし、それぞれ１２０㎡超のルーフテラスを持つ特別住戸に設計変更し、EVセキュリティも専用の「伊祖別邸」として計画した。
・全区画平置き駐車場とし、駐車場率１７７％などゆとりのある生活環境整備をした。

県内ハウスメーカー販売戸数ランキング１１年連続１位の弊社がプロデュースするマンションとして、お客様に「安心・安全な住まい」を提供し、あとあと「ここに住んで良かったね！」と言っていただけるよう、常日頃から接客サービス向上に努めております。
この伊祖地区に６７世帯のお客様をお迎えすることは、地域の活性化にもつながるものと考えます。
赤瓦を冠した威風堂々とした外観は、周辺道路からのランドマーク的な存在となっています。
地域貢献として前面道路の改修、街灯設置など、地元自治会と協議を重ね実施しています。　
昨今の自然災害による影響もあり、かつてないほど防災意識が高まってきている中で、「非常用自家発電機」を装備するなど、社会的ニーズをとらえた防災マンションとして購入者の評価を得ています。
沖縄の伝統文化の重要性にかんがみ、若手芸術家の育成を考慮し、伝統工芸「紅型」の作者である新垣優香さんの『紅型額絵』【華美】をロビーに寄贈し、住む人が日常生活の中で、沖縄の伝統文化に触れられるように配慮しました。
工事中の児童生徒の交通安全確保のため、全工期弊社社員による通学帰宅時の交通誘導ボランティアも実施しました。