ヴェレーナグラン赤羽北フロント
大和地所レジデンス株式会社
中高層分譲住宅部門 (大規模)PDFダウンロード
「北赤羽」駅周辺は工場エリアのイメージが強く、各駅停車駅という弱みもあった。このため、ハイグレードシリーズに相応しい素材やテクスチャの細部にまでこだわり、ガラスの煌めきとコーニス照明を配した特徴的で魅力のある外観とした。最上階ペントハウスや3階の床スラブを二層に構成し住戸の約半分の面積を床下収納層(収納率58%)とした「スキレージ(スキップフロア&ストレージ)」等、多様な顧客層に訴求したプランを用意した。その結果、販売開始までの5か月間で約1,000件の反響を獲得し、全89戸を6か月で完売した。
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事業コンセプト
本プロジェクトの最寄り駅である埼京線「北赤羽」駅周辺は、工場エリアのイメージが強く、加えて各駅停車駅という駅力の弱さからくるマイナー感があります。さらに本敷地の南面に接する環状八号線や東北新幹線の高架による騒音等、決して恵まれた住環境とは言い難い立地で、強みは全邸南向き・駅徒歩3分であることでした。
本プロジェクトは、「北赤羽」駅最寄りでは約5年ぶりの分譲マンション供給であり、人目につきやすい環状八号線沿いの立地である背景から、シンボリックで革新的な商品を訴求し、この街のランドマークを創造しようと考えました。当社のハイグレードシリーズ「ヴェレーナグラン」にふさわしい素材やテクスチャの細部にまでこだわった建物外観、住宅設備仕様、最上階ペントハウスや初の試みとなった「スキレージ(スキップフロア&ストレージ)」等、多様な顧客層に訴求したプランを用意し、外観と内観意匠のクオリティを両立させた建築計画を実現しています。
商品企画
立地のハンデがあるからこそ「特別感」をテーマとしました。
最上階は自由なスパン割と変化を付けた天井高を取り入れ、空間全体を特別仕様としました。さらに、コンサバトリースペースを採用した住戸、コーナーサッシを設けた妻側住戸だけではなく、通常あまり設置しない低層階にも特別住戸を採用しました。
建築基準法による高さ制限がない工業地域を活かし、3階の床スラブを2層に構成し住戸の約半分の面積を床下収納層としたことで専有面積に算入されない付加価値空間を提案。通常、専有面積に対する収納率は11%程度ですが、58%程度まで高めました。また、天井高3mの居室層にスキップフロアを設けることで空間にアクセントができたことも魅力の一つです。3階の庇には、高さを活かしてコーニス照明を水平方向に約50m設置し、より象徴的な外観意匠としました。
本商品は、「スキレージ(スキップフロア&ストレージ)」として商標登録及び実用新案登録を行いました。
植栽計画では、1本1本の樹種を外構工事の2年程前から直接選定、四季を通して五感で楽しめるよう落葉樹や広葉樹等を織り交ぜた自然の樹形にこだわり、入居者や道路を通行する人の目を楽しませています。
事業成果
最上階90㎡~100㎡のルーフバルコニー・スキレージ・アイランドキッチン等を採用した多彩なプランやバルコニー手摺・コーナーサッシ等ガラスの煌めきとコーニス照明を配した特徴的で魅力のある外観が評判を呼び、販売開始までの5か月間で約1,000件の反響を獲得しました。
販売開始と同時に高価格帯となる最上階住戸が完売、次いで角住戸等の特殊住戸から販売が進捗。スキレージプランは、低層階かつ2LDKの間取りという懸念要素はありましたが、趣味のアイテムや思い出のグッズ等を存分に保管できる高い収納力に評価を得られました。
商品の希少性を訴求することで持続的な集客が図れ、全89戸を契約開始後6か月、当初計画からは9か月短縮しての完売は事業としても高い評価を得る結果となりました。
物件概要
事業主名 | 大和地所レジデンス株式会社 |
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現場住所 | 東京都北区赤羽北2-33-8 |
企画設計 | 株式会社エフ・アイ・オウ アソシエイツ |
施工者名 | 株式会社森組 東京本店 |
工事竣工 | 令和4年3月2日 |
規模概要
敷地面積 | 2,645.58㎡ |
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延床面積 | 7,284.36㎡ |
住戸面積 | 65.88~100.80㎡ |
構造規模 | RC造地上12階建 |
住戸総数 | 89戸 |