ミオカステーロセンター南Ⅲ
山田建設株式会社
中高層分譲住宅部門 (中規模)PDFダウンロード
公共施設が集中し、生活の利便性も高く人気のエリアである横浜市営地下鉄「センター南」駅徒歩2分に位置する総戸数67戸のファミリーマンション。東側住戸を70~80㎡台、西側を50~60㎡台の住戸で構成することで間取り・価格にバリエーションを持たせ、ファミリー層向けに食器棚やウォークインクローゼット等の収納スペースを充実させた。店舗部分に常設モデルルームを設置し、周辺2物件の販売事務所として併用することでコストを削減、周辺相場より高い価格設定にもかかわらず、高い利益率で完売したことが高評価となった。
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事業コンセプト
「センター南」駅は駅周辺に商業施設だけでなく、区役所・図書館・郵便局等の暮らしに直結する公共施設も集中しており、生活の利便性が高いことが魅力の一つとなっています。さらに、病院・警察署も近く、駅や施設周辺のアプローチは歩道橋や遊歩道などの歩車分離式で形成され、公園や広場も多く整備されているため、若い家族が安心して暮らすことができます。横浜や都心へのアクセスの良さ、「駅徒歩3分」という駅距離、「センター南」駅周辺のファミリー層にとって魅力的な環境を、住宅として提供すべく「暮らしの利便も、毎日の安心も、豊かな緑も手に入れる暮らし。」をコンセプトに、メインターゲットをファミリー層としたマンションを開発いたしました。2階店舗部分には、「ミオカステーロシリーズ」の常設モデルルームを設置いたしました。実際に分譲したマンションの中に常設モデルルームをつくることで、お客様には内観だけでなく、外観もイメージしていただきやすくなりました。本物件は特に駅からの視認性も高く、シリーズ全体の販売力・認知度向上に資する、「ミオカステーロシリーズ」のシンボルとなると考えております。
商品企画
内部プランは、東側の住戸を70㎡台~80㎡台の大きめの住戸で構成いたしました。対して、西側の住戸を50㎡台60㎡台と比較的小さい住戸で構成し、タイプ及び価格にバリエーションを持たせました。小さい住戸であっても廊下等の空間を効率的に取り、居室空間を大きく取ることで狭さを感じさせない設計といたしました。メインターゲットをファミリー層としていることもあり、全てのタイプに食器棚やウォークインクローゼット等の収納スペースを備えた設計といたしました。
建物の配置は、エントランスを駅側に、自動車のアプローチを大通り側に設けることで、歩車分離を実現し安全性に配慮した配置としました。さらに、駅側のエントランスアプローチを歩行入居者用、自転車・バイク用、店舗入店者用と全て分けることで、入居者の住宅としての快適性・安全性を確保いたしました。外観は、エントランス・店舗部分にはグレー系や光沢感のあるタイルを使用することで、重厚感を演出いたしました。住居部分にはブラウン系の温かみのある色合いのタイルを使用することで、住居として落ち着いた雰囲気に仕上げました。
環境配慮
暖房設備として、全戸に効率良く住戸内を温めることのできるガス温水床暖房を完備し、給湯効率の高い「エコジョーズ」を採用しました。さらにガラス板の間に空気層のある複層ガラスとしたことで、室内の断熱性・冷暖房効果を高め、空調コストの低減、省エネルギーを実現しました。バスルームにはミストサウナが標準装備となっており、全身を効率よく温めることができ、汚れ落ちの効果もあるため、節水しながらも入浴の効果を高めることができます。また、省エネ性能は断熱等性能等級4、一次エネルギー消費量等級4を確保いたしました。
本物件東側道路向かいに建設したモデルルームは、本物件のほかに周辺2物件の販売事務所として併用し、販売が終了した際には、建物を解体せずに売却いたしました。それにより、モデルルームのビルドアンドスクラップを抑えられ、廃材及び建築に係るエネルギーの使用、二酸化炭素排出を削減することができました。
事業成果
港北ニュータウンで開発・分譲してきた経験と実績を活かした市場分析に加え、隣地の買増しにより、当時の周辺相場を上回る価格での販売を可能とし、高い利益率を実現いたしました。
当初、現地北側の土地を取得していましたが、南側隣地の買増しによるさらなるバリューアップを見込み、南側隣地の取得へ動きました。北側土地での計画と同時進行で南側隣地所有者様との直接交渉を進め、用地取得をいたしました。買増し前の計画は、奥行きが長く、ナロースパン、タイプ数も少ないというものでしたが、南側土地を買増したことで、プランを現在のものへ最適化することができました。建築費の抑制、販売価格・間取りにバリエーションを持たせることを実現し、様々なお客様のニーズに適合する商品を開発できたため、お客様にご満足いただけたと考えております。
物件概要
事業主名 | 山田建設株式会社 |
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現場住所 | 神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央42-7,8 |
企画設計 | 山田建設株式会社一級建築士事務所 |
施工者名 | 山田建設株式会社 |
工事竣工 | 令和4年9月20日 |
規模概要
敷地面積 | 845.46㎡ |
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延床面積 | 6,313.82㎡ |
住戸面積 | 54.90~81.40㎡ |
構造規模 | RC造地上11階建 |
住戸総数 | 67戸 |