令和5年度第2四半期の受注高3.6兆円、22.9%増~国交省調べ、建築物リフォーム・リニューアル調査報告
国土交通省では、令和5年度第2四半期(令和5年7~9月)に元請けとして受注した建築物リフォーム・リニューアル工事について、建設業許可業者5000者に対し調査を実施し、「建築物リフォーム・リニューアル調査報告」(令和5年度第2四半期受注分)を取りまとめた。それによると、令和5年度第2四半期の受注高の合計は3兆6336億円で前年同期比22.9%増加した。うち、住宅に係る工事の受注高は1兆1273億円で同10.8%増加し、非住宅建築物に係る工事の受注高は2兆5063億円で同29.3%増加した。
<令和5年度第2四半期受注分>
1.受注高
【受注高】
◇合計=3兆6336億円(前年同期比22.9%増)
◇住宅=1兆1273億円(同10.8%増)
◇非住宅建築物=2兆5063億円(同29.3%増)。
【工事種類別】
(1)住宅=◇増築工事129億円(同30.5%減)◇一部改築工事496億円(同98.4%増)◇改装・改修工事8734億円(同6.8%増)◇維持・修理工事1916億円(同22.4%増)。
(2)非住宅建築物=◇増築工事1103億円(同16.8%減)◇一部改築工事526億円(同74.8%増)◇改装・改修工事、維持・修理工事2兆3434億円(同31.9%増)。
【業種別(住宅)】「建築工事業」(6433億円、同1.6%減)、「職別工事業」(3270億円、同25.4%増)の順に多い。
【業種別(非住宅建築物)】「建築工事業」(9893億円、同62.3%増)、「一般土木建築工事業」(4694億円、同18.9%増)の順に多い。
2.工事内容
【用途別・構造別の受注高】
◇住宅=「木造」の「一戸建住宅」(5372億円、前年同期比8.7%増)、「コンクリート系構造」の「共同住宅」(4657億円、同15.6%増)の順に多い。
◇非住宅建築物=「コンクリート系構造」の「事務所」(4612億円、同78.2%増)、「鉄骨造」の「生産施設(工場、作業場)」(2939億円、同7.3%増)の順に多い。
【発注者別の受注高】
◇住宅=「個人」(7275億円、同8.2%増)、「管理組合」(2021億円、同20.4%増)の順に多い。
◇非住宅建築物=「民間企業等」(1兆7825億円、同25.1%増)、「公共」(6110億円、同42.6%増)の順に多い。
【工事目的別の受注件数(複数回答)】
◇住宅=「劣化や壊れた部位の更新・修繕」(169万2947件、同0.3%減)、「省エネルギー対策」(8万1431件、同37.9%増)の順に多い。
◇非住宅建築物=「劣化や壊れた部位の更新・修繕」(65万5037件、同4.5%増)、「省エネルギー対策」(6万3610件、同58.5%増)の順に多い。
【工事部位別の受注件数(複数回答)】
◇住宅=「給水給湯排水衛生器具設備」(48万1072件、同13.2%減)、「内装」(42万9538件、同0.1%減)の順に多い。
◇非住宅建築物=「電気設備」(19万3427件、同4.9%増)、「空気調和換気設備」(14万5266件、同0.4%減)の順に多い。
〔URL〕https://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_001196.html
【問合先】総合政策局 情報政策課 建設経済統計調査室 ストック統計係
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