令和5年度住宅着工、前年度比7.0%減の80万戸~国交省、令和6年3月の住宅着工は12.8%減の6.4万戸
国土交通省がまとめた令和5年度(令和5年4月~令和6年3月)と令和6年3月の「建築着工統計調査報告」によると、令和5年度の新設住宅着工戸数は前年度比7.0%減の80万176戸で、2年連続の減少となった。利用関係別にみると、持家は同11.5%減の21万9622戸で2年連続の減少、貸家は同2.0%減の34万395戸で3年ぶりの減少、分譲住宅は同9.4%減の23万5041戸で3年ぶりの減少となった。分譲住宅のうち、マンションは同12.0%減の10万241戸で前年度の増加から再び減少、一戸建住宅は同7.4%減の13万3615戸で3年ぶりの減少となった。
また、令和6年3月の新設住宅着工戸数は前年同月比12.8%減の6万4265戸で、10か月連続の減少となった。季節調整済年率換算値は前月比4.4%減の76万戸となり、3か月連続の減少。利用関係別にみると、持家は前年同月比4.8%減の1万6637戸で28か月連続の減少、貸家は同13.4%減の2万8204戸で前月の増加から再び減少、分譲住宅は同16.8%減の1万9189戸で3か月連続の減少となった。分譲住宅のうち、マンションは同21.1%減の8977戸で3か月連続の減少、一戸建住宅は同12.7%減の1万113戸で17か月連続の減少となった。
【令和5年度分】
[圏域別内訳]
◇首都圏=28万6709戸(前年度比5.2%減)、うち持家4万6860戸(同11.8%減)、貸家13万808戸(同0.5%減)、分譲10万8030戸(同7.4%減)
◇中部圏=9万4292戸(同3.5%減)、うち持家3万3186戸(同9.7%減)、貸家3万3132戸(同0.7%増)、分譲2万7606戸(同0.9%増)
◇近畿圏=12万7349戸(同10.5%減)、うち持家2万8848戸(同10.3%減)、貸家5万7872戸(同9.0%減)、分譲3万9683戸(同12.3%減)
◇その他の地域=29万1826戸(同8.4%減)、うち持家11万728戸(同12.2%減)、貸家11万8583戸(同0.8%減)、分譲5万9722戸(同15.0%減)。[
マンションの圏域別内訳]
◇首都圏=4万8205戸(前年度比14.4%減)、うち東京都2万4293戸(同24.2%減)、神奈川県1万2813戸(同1.2%増)、千葉県4552戸(同29.8%減)、埼玉県6547戸(同26.9%増)
◇中部圏=1万1510戸(同34.5%増)、うち愛知県9971戸(同34.1%増)、静岡県786戸(同110.2%増)、三重県270戸(同57.9%減)、岐阜県483戸(同339.1%増)
◇近畿圏=2万349戸(同17.5%減)、うち大阪府1万2492戸(同22.4%減)、兵庫県4699戸(同3.5%減)、京都府2404戸(同1.2%減)、奈良県244戸(同46.5%減)、滋賀県510戸(同2.6%増)、和歌山県0戸(前年同月295戸)
◇その他の地域=2万177戸(前年度比17.1%減)、うち北海道1821戸(同22.4%減)、宮城県324戸(同79.1%減)、広島県1891戸(同24.4%減)、福岡県4137戸(同24.4%減)。
[建築工法別]
◇プレハブ工法=10万572戸(前年度比10.2%減、2年連続の減少)
◇ツーバイフォー工法=9万1647戸(同0.2%減、2年連続の減少)。
【令和6年3月分】
[圏域別内訳]
◇首都圏=2万2638戸(前年同月比14.4%減)、うち持家3385戸(同7.1%減)、貸家1万1159戸(同17.1%減)、分譲8008戸(同13.6%減)
◇中部圏=8792戸(同14.9%増)、うち持家2528戸(同3.4%減)、貸家3107戸(同7.4%増)、分譲3142戸(同51.6%増)◇近畿圏=1万1240戸(同16.4%減)、うち持家2373戸(同4.2%増)、貸家5353戸(同14.2%減)、分譲3481戸(同28.7%減)
◇その他の地域=2万1595戸(同17.4%減)、うち持家8351戸(同6.7%減)、貸家8585戸(同14.1%減)、分譲4558戸(同33.3%減)。
[マンションの圏域別内訳]
◇首都圏=3507戸(前年同月比22.8%減)、うち東京都1920戸(同7.2%減)、うち東京23区1727戸(同13.3%減)、東京都下193戸(同150.6%増)、神奈川県894戸(同58.6%減)、千葉県144戸(同24.1%増)、埼玉県549戸(同177.3%増)
◇中部圏=1896戸(同188.6%増)、うち愛知県1881戸(同204.9%増)、静岡県9戸(前年同月0戸)、三重県0戸(同0戸)、岐阜県6戸(前年同月比85.0%減)
◇近畿圏=2008戸(同37.9%減)、うち大阪府1394戸(同44.8%減)、兵庫県220戸(同51.6%減)、京都府303戸(前年同月0戸)、奈良県28戸(同0戸)、滋賀県63戸(前年同月比75.0%減)、和歌山県0戸(前年同月0戸)
◇その他の地域=1566戸(前年同月比46.8%減)、うち北海道190戸(同51.0%減)、宮城県0戸(前年同月51戸)、広島県267戸(前年同月比9.2%減)、福岡県369戸(同54.7%減)。
[建築工法別]
◇プレハブ工法=7493戸(前年同月比11.9%減、10か月連続の減少)
◇ツーバイフォー工法=7713戸(同0.4%増、4か月連続の増加)。
(令和5年度分建築着工)
〔URL〕https://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_001227.html
(令和6年3月分建築着工)
〔URL〕https://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_001226.html
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